熊本のブリーダー~子犬を感染症から守るためのワクチン接種が必須!
犬の感染症にはどんなものがあるの?
感染症とは?
「感染」とは~病原体となる微生物が、動物の体の中に入込増殖していくことを言います。
「発症」とは~感染したことによって、体の動きや仕組みにいろいろな障害が起きることを言います。
こうした病原体となる微生物によって引き起こされる病気を「伝染病」と言います。(他の動物や人にうつらないものは「伝染病」とはいいません。)
感染経路は主に3つ
[空気感染]
セキやくしゃみなどで、空気中にばらまかれたウイルスや細菌を吸い込むことによって感染します。
[母子感染]
子犬が母犬のお腹に入っている時胎盤を通じて感染するものや生まれてくる時に産道で感染するもの、母乳を飲むことによって感染するもの。
[経口感染]
ウイルスや細菌のついている物をなめたり、食べたりすることにより感染します。
狂犬病、ジステンバー、パルボー、犬伝染性肺炎は発病したら治療法がなく感染すると簡単に死に至る恐ろしい病気です。
この怖い病気を数回ワクチンを接種することにより、ほぼ完全に防げるのでしたらワクチンを接種の意味は非常に大きいといえるのではないのでしょうか。
重要なのは、引渡し前にブリーダー段階で必ず1回目のワクチンを接種していることです。これさえきちんと守っていれば大切な子犬が感染症で死ぬということはまずないでしょう。
生まれたばかりの子犬は自分で免疫抗体を作ることはできません。
お母さんの母乳に含まれる移行抗体という免疫抗体によりさまざまな病気から守られています。(母犬がワクチンを打っていないと移行抗体は存在しません注意を!)
生後4週目(28日)前後から母乳から離乳食に変わるので、生後6週目(42日)あたりから徐々に減少し始め12~14週目(84日~98日)には、完全に消滅します。
この時期になると、子犬自分自身で免疫抗体を作れるようになってきます。しかし、移行抗体が減少するために感染に対する耐性が低くなってきます。そこで必要になってくるのが感染病に対する免疫抗体の作成を補助するワクチン接種です。
ワクチン接種することによって、子犬が自分自身で感染病に対する抗体を作るということです。
移行抗体が大量に残っている内は、ワクチンを打ってもバウンドし抗体が作ることが出来ません。
子犬を守るためのお母さんの移行抗体がワクチンを拒否してしまいます。
移行抗体が少なくなると感染病に対して、無防備になります。
ワクチンを接種しても移行抗体に阻まれ効果がないこともありますがそれでも、この時期感染病に対して何かの対策はしておかなければなりません。
そこで~ワクチン接種プログラム
移行抗体が減少し始める6週目(42日)から完全になくなってしまう14週目(98日)までの間に日数をあけて2~3回に渡ってワクチンを接種するという手法です。
最近のワクチンは、技術の進歩により、母親の移行抗体の影響を受けにくくなっています。生後45日~60日前後に最初のワクチンを打っている限りは、それほど心配ないでしょう。
人間の予防接種の場合は、一度接種するとたいていは一生にわたり効果をあらわしますが、犬の場合は、その免疫力は徐々に落ちてきます。
最年度のワクチン接種プログラムにより得られた免疫抗体は、約1年効果が持続しますのでその後は、1年1回ワクチンを接種するのが理想と言われています。
子犬の命を守るためにも、ワクチンを接種は、必ず行うようにしてください。
特に、子犬の引渡の時が一番注意を要します。
急な環境の変化でストレスを感じ、免疫力が低下して感染する確率が飛躍的に高まります。必ず第一回目のワクチンを接種後、生後50~60日以降に引渡を行うようにしてください。
当店では、確実に適切な時期にワクチンを接種して、50日以降のお引き渡しを行っておりご安心くださいませ。
飯高山荘
住所:熊本県山鹿市鹿央町合里5694-2
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