子犬の記憶について | 熊本山鹿市のブリーダーなら飯高山荘 | ブログ

皆さんは、子犬の記憶力がどれくらいあるかご存じですか？

子犬の記憶力について知っておくことで、しつけに役立てることが出来ます。

犬には2種類の記憶がある

犬の記憶には「実記憶(短期記憶)」と「連想記憶」があります。

>>実記憶(短期記憶)

短期記憶とは、文字通りに一時的に覚えている記憶を意味します。犬の場合、実記憶の保持力は10秒程度と言われ、時間が経過するごとにどんどん忘れていってしまうのです。

>>連想記憶

もう一つの連想記憶は、場所や行動、匂い、出来事などに関して記憶します。例えば、飼い主様が帰宅したときに大喜びで迎えに来るのも、匂いや動き、体型などから、今まで過ごした楽しかった時間を思い出すからです。

犬の記憶としつけ

上記でご説明したように、犬は数十秒前のことは覚えていません。イタズラをして10秒後に叱っても、飼い主様がなぜ怒っているのか理解できないのです。

そのため、しつけをするときは時間をおかないことが大切です。悪いことをしたらその場で叱る。教えたことが出来たらすぐに褒めることを繰り返すことで、この行動をしたら叱られる、褒められると関連づけて覚えてくれます。

残る記憶だからこそ

連想記憶は、長時間もしくは生涯記憶されます。嬉しいことや幸せなことだけではなく、悲しいことや辛いことも記憶としてのこされるのです。

記憶は上書きされることもありますが、悲しい記憶をずっと覚えているのは人間でもワンちゃんでも辛いものです。

ワンちゃんが幸せな一生を送れるように、愛情をもって接し、正しい知識でしつけを行っていきましょう。

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