九州で柴犬販売(ブリーダー)をしてる飯高山荘!〜やっかいで犬にとっても悲しい症状権勢症候群〜

2020/12/02 ブログ

九州で柴犬販売(ブリーダー)をしている飯高山荘!〜やっかいで犬にとっても悲しい症状権勢症候群。

犬の飼い主さんにとって手に負えない状態や犬が優位性行動をとるのは・・・権勢症候群といいます。

これはほとんどの場合⇒ 社会化不足、(社会化不足による精神が不安定)  飼い主による作られた行動によるもの。(犬は人間の要求に忠実に実行しているだけの忠犬なのです。) 人間社会において威嚇する噛むなどの問題行動!!飼い主により仕向けられた行動です。(神経を使い短命も多いようです。)

しつけの基本は 「人間がリーダーになること」 「絶対的なリーダーシップ(信頼ある関係) が必要」で常識とされています。犬が飼い主の言うことを聞かないとか、甘噛みするなどの問題行動は、原因のひとつになる可能性はありますが、それは普通の犬の行動ですし、社会化が一番の予防です。

飼い主がリーダーになる為には、力が強く、ビシビシ訓練して、いけない時には怒ればいい、この場合犬は飼い主を信頼しません、力では犬の心を動かすことができないからです。人間は力を知らしめることによってリーダーだと勘違いしている飼い主の犬は恐怖で従っているだけの最悪なケースです。また権勢症候群といわれる問題行動の一番の原因は社会化の不足から起こるため矯正には苦労します。

信頼されるリーダーの指示には犬から喜んで従ってきます。(飼い主と一緒の時間や飼い主の喜びは犬にとっても最高のひとときなんです)

権勢症候群になった犬の実話!

その1

年配の方が飼っていた1歳の柴犬の相談の場合、子犬の時から夫妻で犬主体に可愛がって懸命に尽くして甘えん坊に育てられたのでしす。次第に言うこと聞かなくなり強くなってきたので、ご主人(お酒を飲んで)しつけとして、犬を竹の棒で叩いて実力行使がはじまり、犬は叩かれる前に歯をむいて威嚇、噛みつきが始まり最悪のケース。手に負えなくなっての相談を受け、私が引き取っり、棒とかヒモなどで刺激与えないよう注意して散歩に連れて行っていたが、ある時私の右腕に噛みつき(怪我なく痛くなかった)その癖の矯正?同業者が「俺そんなの得意」とのことでお譲りしたが、結局その方も噛みつかれ、手に負えないので最後手段の相談でやむない結果になりました。

その2

保健所から収容している柴犬保管期限が近まっているので、その犬を里親として新しい飼い主に紹介しても大丈夫だろうか?年配の飼い主さんの犬でしつけはそこそこに出来ているが人を威嚇して噛み癖があるので手に負えなくなり保健所へ、これまで、相当なショックを受け人間不信に陥っているようで矯正?不安が多いので?前向きな返答しませんでした。最終的にどうなったか聞いていませんが。

その3

首輪を交換したいが! 怖くてできない。相談。狂犬病予防接種で軽トラックの荷台に犬を乗せて走行中、引き紐が長かったので犬が飛降り宙づりで引きずられ、どうにかすり抜けて他所の犬小屋近くで保護された。首輪が傷んで切れそうだから怖くて、散歩に行っていない。その首輪を交換したいが威嚇し恐ろしくてできない。伺ってみると、私にも歯を向いて威嚇するが、木の枝に引き紐を通して、犬を半宙づりの形で交換したのです。(犬に恐怖と人間不信感を増幅した?)交換完了。しかし、なぜ飼い主さんを威嚇するのか?奥さんが買い物の都度好物のパンなどを与えて犬のご機嫌取りと思われる行為など甘やかしで、犬が飼い主より上位となり、わがままで、手に負えない、権勢本能が発達したようです。その後、近所の人が犬舎に来られたので聞いたら、今はその犬いなくて小さい犬と散歩されているとのこと。ショックでした。

 

なぜ、いずれも、問題行動になってしまったのか?共通の原因があると思われますので解明します。大半の飼い主さんは愛犬として上手に育てておられます、確率としては極少ないのですが、権勢本能が発達すると犬の悲劇になります。原因は、飼い主にあり、飼い主から仕向けられた行動を忠実に実行する忠犬です。

 

 

犬の本能と習性は遠い先祖のオオカミから受け継いだもので、様々に用途目的に人為的に改良繁殖されて、現在の家庭犬にも、どんな目的の犬にでも、その本能習性が継承されているのです。

群棲本能とは

犬の群れの社会生活しその群れの中心にはリーダーとなるボスがいて、強弱の順位を形成し行動しています。ボスを頂点とした縦型の社会を築きます。犬の群れの中で、自身の順位を認識し行動しながら強い者に服従し弱い者に権勢を張ります。これが、権勢本能と服従本能です。

飼い主の従属者症候群とは

犬は飼い主の家庭内家族を、自身の群れと認識して家人に対応しながら生活しています。このような中で自身の優位、劣位の判断を順位制で行動していくのです。毎日の生活で犬は、飼い主と対応している中で、常時相手の強弱から自身の優位を先取りしようと行動します。飼い主が犬に甘えた生活をし、犬の言いなりに意思を尊重してベタベタ可愛がってばかりいると、犬は我が意のままに通り、飼い主が従属的な行動をしていると感じるようになるのです。これが飼い主の従属者症候群なのです。すると、犬は自身の優位性を感じ始めるようになり、育ててはならない権勢本能が発達し始めるのです。権勢本能の発達と共に、拮抗していたはずの服従本能が、徐々に低下し始めるのです。犬の主張や欲望、欲求、意思を、常時満たしてやっていると、犬は群れのボスと認識するようになり活発に行動し始め、飼い主を従属者にしてしまいます。

そして、犬はリーダーシップを発揮して、群れの統制をとるために飼い主を服従させようとするのです。犬の言うことを聞かない飼い主には、威嚇というテクニックを用い、「ウーッ」とうなり声を上げます。それでも怯まない相手には歯を見せて威嚇し続け、それでも服従しない相手には、攻撃してでも統括しょうとします。飼い主さんの中には、自分の犬になにかしょうとして威嚇され、うなり声を出されたときに、「犬が嫌がているようだ」「犬の嫌なことしないように」とその場を見逃してしまいます。そうすることが犬にしてみれば、飼い主をうまくしつけたんだ、ということになり、犬自身が優位な立場に立ったと勘違し、飼い主に対して犬が保護者的な意識を持つようになり、飼い主に接近する人や、犬を追い払おうとして、吠えたり、攻撃的な行動に出たりするのです。

 

犬が家庭内を仕切り、ボスと君臨するようになると様々な問題行動発生となりこのような状況を権勢本能症候群といいます。問題を起こす犬の原因は、大部分が飼い主の従属者として、犬の言いなりに対応し、尽くしあげた結果なのですが、尽くしても尽くしても犬は恩義を感じないのです。何故ならば、犬が飼い主よりも優位な位置にいれば、犬にしてみれば下位の者が上位の者に忠誠を尽くすのが当たり前なのです。

 

どのような状態にあろうと、どのような環境であろうと、飼い主さんがしっかりとリーダーシップを取れるような対応を把握して、犬に甘えた生活をさせないことがキーポイントになります。そして、飼い主さんは常に犬より優位に立ち、決して犬可愛さのあまり従属者症候群にならないことが、犬との共生の最大のマナーなのです。

 

 

まとめ

権勢症候群って何?

犬は群れを組む習性があり、人間である家族を仲間(群れ)と見ています。仲間(群れ)の中には必ずボス(リーダー)がおり、ボスの命令は絶対的です。猫撫で声で話しかけたり、溺愛しすぎると、犬は自分こそボスであると思いこむようになります。このことを権勢症候群といいます。牡は特に強くこの本能をもっています。

権勢症候群のような症状とは、自我が強く、気の強い犬がなりやすいのです。どのような犬がなりやすいかは、その犬の生まれ持った性格が大きく関係をしていますが、主に、柴犬、トイプードル、ポメラニアン、チワワ、これらの犬に共通して言えることは、飼い主に忠実だけども警戒心が強く、頭が良い犬種であるという点です。大変頭が良い犬であるため、人に対して警戒心も強くなりますし、自分が何をされているのか、相手がどのような感情を自分に抱いているのかということも敏感に察知できる感受性の強い犬種だからこそ、権勢症候群のような行動をするのです。飼い主であっても、自分を支配しようとする相手や、自分に痛みや恐怖を与えようとする相手には威嚇するのは当たり前です。逆に何を言っても甘やかしてくれる飼い主にも、言いたい放題、ワガママ放題の犬となってしまいます。困った犬にならないようにするためには、子供のころからのしつけを行うのと同時に信頼関係も築けるようにしておくことが大切です。犬を自分の支配下におくのではなく、自分の子供を育てるように社会のルールを学ばせるという感覚でしつけを行うと上手くいきやすいです。

実際に犬のしつけを行っていると、どうしても困った行動に悩まされることもあります。そんな時「自分は犬になめられているから?」「犬が自分を下に見ているから?」と、いう気持ちが芽生えてきつく当たってしまったり、恐怖や痛みで犬を服従させようと言う気持ちになってしまうことがあります。しかし、犬との良い関係を築けたとは言えません。犬と人間の間に必要なのは「信頼関係」です。犬が権勢症候群のような困った行動を見せたならば、そこには言葉を喋(しやべれ)れない犬の必死の訴えがあります。言葉の分からない犬にとって、人間社会のルールを学ぶことは大変なこと。しかし、それを愛情を持って教えてあげるのが飼い主の仕事です。そこに、犬を服従させることは必要ありません。犬を信頼し、愛情を持って根気よく教えてあげれば犬も必ず答えてくれます。犬を家族に迎えた以上、犬にとって幸せな生活、幸せな一生を送らせてあげるためにはどうすればいいのか、そのことをしっかりと考えて、たくさんの楽しくて心温まる思いでを築けるようにしましょう。